日韩近期汉学出版物(十六)

16、中华帝国のジレンマ——礼的思想と法的秩序

20160625_017

时  间:2016年2月
作  者:富谷至 着
出版单位:东京:筑摩书房

内容简介:

序文——法と礼の世界への诱い

Ⅰ 中国古代の礼
1 『论语』に见える礼
2 心の中の礼——孟子
3 作为の礼——荀子
4 礼典の成立

Ⅱ 中国古代法の成立と法的规范
1 法の起源と展开
2 律と令の法形式
3 律と令の法典化
4 中国法の原理

Ⅲ 交差する礼的秩序と法的秩序
1 礼から法へ
2 处罚される感谢の行为
3 法と礼の男女关系
4 杀人の奨励と礼赞

総论

17、五色の虹——満州建国大学卒业生たちの戦后

20160625_018

时  间:2015年12月
作  者:三浦英之 着
出版单位:东京:集英社

内容简介:

日中戦争の最中、日本の傀儡国家となった満州で、日本、中国、朝鲜、モンゴル、ロシアの五民族から选抜された优秀な若者たちが六年间、共同生活を送った场所がある。幻の大学と呼ばれる最高学府「満州建国大学」。

そこでは満州国の国是「五族协和」を実践すべく、特殊な教育が施されていた。学生たちは二十数人単位の寮に振り分けられ、授业はもちろん、食事も、睡眠も、运动も、生活のすべてを异民族と共同で実施するよう强制されていたのだ。一方、学生たちには「言论の自由」が等しく与えられ、五民族の学生たちはそれぞれの立场から、日本や満州の政策をめぐって日夜激しい议论を戦わせていた。

一九四五年、満州国が崩壊すると、建国大学は开学わずか八年足らずで歴史の闇へと姿を消す。それぞれの母国へと戻った学生たちは「日本帝国主义への协力者」として弾圧され、过酷な生活を余仪なくされた。日本人学生の多くはシベリアに送られ、中国やロシア、モンゴルの学生たちは长年、それぞれの権力の监视下に置かれた。

そんな彼らが半世纪以上、密かに编み続けてきた记録がある。极秘の同窓会名簿である。卒业生一五〇〇人の氏名と住所、戦后に就いた职业などが记されている。

笔者は二〇一〇年に开かれた「最后の同窓会」をきっかけに、元学生たちの证言を集めるべく、日本、中国、韩国、モンゴル、台湾、カザフスタンを访ね歩く「旅」に出た。幻の大学と呼ばれる场所で、彼らが梦见たものとは何だったのか。その后、どのような戦后を生き抜いたのか。そして今、日本をどのような眼差しで见つめているのか。

初めて明らかになる「スーパーエリート」たちの実态とその戦后を缀ったドキュメント。

18、移民政策の形成と言语教育:日本と台湾の事例から考える

20160625_019

时  间:2016年1月
作  者:许之威 着
出版单位:东京:明石书店

内容简介:

序章 成人移民への言语教育とは何か
0.1 国籍·永住権と言语
0.2 言语教育の対象としての成人移民
0.3 成人移民への言语教育の歴史
0.4 先行研究
0.5 研究の课题
0.6 本书の构成
0.7 研究方法

第1章 1945年以降の日本における成人移民への言语教育政策の形成
1.1 はじめに
1.2 1945年から1970年代后半まで——「草の根运动期」
1.3 1970年代末から1980年代前半まで—— 「民间主导-政府対応期」
1.4 1980年代から1990年代まで——「政策定着期」
1.5 2000年以降——「政府の役割拡大期」
1.6 おわりに

第2章 地域日本语教育の现状と课题——「京都にほんごリングス」を中心に
2.1 はじめに
2.2 京都における成人移民、そして「京都にほんごリングス」
2.3 调査方法
2.4 地域日本语教育の実态——「リングス」に加盟する教室について
2.5 日本语教室の运営について
2.6 日本语ボランティアと学习者
2.7 地域日本语教育の课题
2.8 おわりに

第3章 なぜ、日本语を「教え」てはいけないのか——「地域日本语教育」における「教える-教えられる」关系に关する批判の再考
3.1 はじめに
3.2 なぜ「教える-教えられる」关系は批判されたのか
3.3 「教える-教えられる」关系に关する批判の受容
3.4 地域日本语教育のあり方
3.5 「共生言语」としての日本语
3.6 「教える-教えられる」关系に关する批判言说を越えて
3.7 おわりに

第4章 「多文化共生」とは何か——批判的一考察
4.1 注目される「多文化共生」
4.2 日本におけるマイノリティ
4.3 「多文化共生」とは何か
4.4 「多文化共生」のこれまで、これから

第5章 1945年以降の台湾における移民政策の展开
5.1 はじめに
5.2 多民族·多言语国家としての台湾
5.3 1945年以降の台湾における移民政策の展开
5.4 台湾における移民の実态
5.5 おわりに

第6章 台湾における成人移民への言语教育——その政策形成と対象选択を中心に
6.1 はじめに
6.2 1945年以降の成人移民への言语教育の政策形成
6.3 2005年以降——成人移民への言语教育政策の定着と発展
6.4 外国人配偶者という「问题」——成人移民への言语教育の実施目的
6.5 おわりに——「新移民」からの道のり
第7章 成人移民、国家と「国语」——台湾の帰化テスト政策の形成过程を中心に
7.1 はじめに
7.2 帰化テストの歴史
7.3 台湾における帰化(国籍の取得)について
7.4 帰化テストの政策形成の过程
7.5 帰化テストの実施方式と内容
7.6 帰化テストについて
7.7 おわりに

  

Comments are closed.