日韩近期汉学出版物(十二)

11、東アジアにおける近代条約関係の成立

20150903_050

時  間:2015年2月
作  者:柳英武 著
出版單位:東京:龍渓書舎

內容簡介:

序章

第1章 日清戦争前の清韓関係

第2章 日清開戦と清韓関係の変容

第3章 清韓間の無約通商

第4章 清国の条約交渉への方針転換

第5章 清韓間の近代国家間関係の成立

終章

12、中国詩跡事典――漢詩の歌枕

20150903_051

時  間:2015年2月
作  者:植木久行 編
出版單位:東京:研文出版

內容簡介:

詩跡とは、長い文学の伝統をもつ中国のなかで、最高の文芸様式―詩歌によって生み出された、重要な文学空間を表す術語である。それは、単なる地名ではなく、長い間詠みつがれ、愛唱·流布される詩歌を通して著名になって、ある特定の詩情やイメージを豊かにたたえる、各地の具体的な名所(名どころ)をいう。詩跡は、単なる「名勝」(山水自然の美で有名な土地)や「古跡」(歴史上有名な場所、歴史的な人物や事件に関わる土地)とは本質的に異なる、詩歌を主体とした概念である。歴代の詩人たちに詠みつがれて、次々と新しい変奏を積み重ね、詩歌の創造に点火して、表現の核となる力をたたえた地名(明確な古典詩語)が、「詩跡」なのである。

13、京大人文研漢籍セミナー4:木簡と中国古代

20150903_052

時  間:2015年2月
作  者:植木久行 編
出版單位:東京:研文出版

內容簡介:

中国西北出土木簡概説(冨谷至)
木簡の発見
簡牘の形状と名称
辺境出土簡の時代
辺境行政と漢簡の内容

漢代辺境出土文書にみえる年中行事――夏至と臘(目黒杏子)
はじめに事――「暦譜(カレンダー)」に記された時節/「元康五年詔書冊」の概要/夏至の行事の内容/公務は休みになったのか?/前漢時代の世界観における夏至の意味/再び夏至の儀礼、行事の意図/臘肉銭簿」から/臘の情景/臘への王朝の関与/臘の慣行としての賜物/「臘銭」と「臘肉」/「臘肉銭簿」作成の背景/おわりに事――年中行事と王朝支配

木札が行政文書となるとき――木簡文書のオーソライズ(土口史記)

兵卒の身分を記すリスト/掛け売りの証明書/「功労案」(勤務評価書)の見本
封印

官印の取り扱い/辺境簡における印/封印が守るもの/封印の破損/私印の使用
署名

「長官自署」説/「属吏代署」説/紙の時代の署名/「異筆」署名出現の条件

  

Comments are closed.